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大島弓子 大島弓子 漫画作品 大島弓子 映画化作品 1 大島弓子 映画化作品 2 手塚治虫文化賞
たのしい邦画!

    『グーグーだって猫である』は単純な猫モノじゃありませんでした!

    『グーグーだって猫である』

    このタイトルにそそられない猫好きなんて居ないんじゃないでしょうか。猫と聞いて瞬時に食いつく猫大好きな自分は普段映画は見ないんですが、これだけは妙に惹かれてDVDを借りてきちゃいました。やはり猫の吸引力はあなどれません。まるでダ○ソンの掃除機のようですね。

    私がこの映画を見るきっかけになったのは本作品のポスターでした。それをどこで見たかというと雑誌の中です。グーグーが公開されていた頃、私は仕事に煮詰まっていました。出せども出せどもOKがもらえないポスターのデザイン案作成や、他人の書いた酷すぎる駄作文のリライト、間違いだらけの観光パンフレット校正などでいっぱいいっぱいの毎日。短い休憩時間にお昼を食べながら雑誌を眺める事だけが心のオアシスでした。

    そんなある日、M○N(某クリエイター向け雑誌)を眺めていたところ、私の目に飛び込んできたのは にゃんこのポスター!そう、その雑誌でたまたま『グーグーだって猫である』のポスターがデザインの優れた印刷物として紹介されていたのです。疲れた脳味噌に染み入る優しい配色と可愛いアメショ。デザインの肝となっている“猫”という書体にも並々ならぬこだわりが感じられます。アメショのグーグーがぐぐっと伸ばしているあんよもたまりません。猫といえばあんよ派の私の目はすっかりそのポスターの釘付けになりました。疲弊し、荒みきった頭の中は「アメショ可愛いヽ(´∀`*)ノあんよがたまらんヽ(*´∀`)ノ 意外と力強い眼力も素晴らしいヽ(´∀`*)ノ グーグーと戯れる小泉今日子うらやましいなヽ(*´∀`)ノ いやーたまらんぜこの猫野郎っヽ(´∀`*)ノ」とすっかり猫萌でいっぱいになりました。そうしてたっぷりと猫を愛でたのち、「わたし、このクソみたいな仕事が落ち着いたらグーグー見に行くんだ…」と目標を定め、気合いを入れなおして仕事に励んだのでした。

    そんな衝撃の出会いから数年が経ちました。結局映画館に足を運ぶ時間が取れないままに時が流れ、映画の公開はとっくに終了していました。どうせなら大きいスクリーンで小さいグーグーをでっかく見たかったのですが、仕方が無いですね。公開終了から時間が経ちすぎてついにDVDまで発売されてしまいました。DVD鑑賞で妥協することにして、ツ○ヤでDVDを借りて来ました。まぁ家でダラダラ見るのも悪く無いです。

    ポスターの時点でわかりきってた事ですが、やはりグーグーの可愛さがたまりません!が、初代飼い猫のサバも最高に良い味出してます!やっぱり猫大好きいぃぃぃぃぃ!!!

    …とは思ったのですが、全体を思い返すと意外とグーグーの出番がありませんでした。猫モノと思って見ると物足りなくてやや肩透かしを食らった感があります。ですがそれは猫鑑賞用作品として見た場合です。あくまでこの物語の主人公はグーグーとサバの飼い主である麻子さんなのです。この映画の本質は女性漫画家 麻子さんの愛猫との暮らしや闘病生活を描いた物語なのです。そう捉えて見るとラストには涙腺崩壊必至です。鑑賞した後から知ったのですが、なんとこの物語はフィクションではないそうです。実在の漫画家さんのエッセイ漫画を元に映画化したのがこの『グーグーだって猫である』なんだそうです。また、 映画サイトを巡りレビューを見ていると、原作とは変更されている点も多かったということが分かりました。そうした作品背景を調べているうちに、原作漫画や、作者の事も気になってきたので色々調べてみました。

    グーグーだって猫である

    グーグーだって猫である』(グーグーだってねこである)は大島弓子の漫画作品、およびそれを原作とし、2008年9月に公開された映画作品。

    タイトル・ロールとなっているアメリカンショートヘアの猫、「グーグー」を始めとする猫たちと作者との生活を綴ったエッセイ漫画。『ヤングロゼ』1996年11月号から1997年8月号まで連載され、その後『本の旅人』に移籍し2011年6月号まで連載された。全6巻(文庫は既刊4巻)。第12回手塚治虫文化賞短編賞受賞。

    映画は2008年9月6日公開。エッセイ漫画を原作としているが、主人公は大島をモデルとした「小島麻子」となっている。

    スタッフ

    • 監督・脚本:犬童一心
    • 原作:大島弓子『グーグーだって猫である』(角川書店)
    • 音楽:細野晴臣
    • プロデューサー:久保田修、小川真司
    • 協賛:穴吹工務店
    • 製作プロダクション:アスミック・エース、IMJエンタテインメント(現:C&Iエンタテインメント)
    • プロダクション協力:フェローピクチャーズ
    • 製作:「グーグーだって猫である」フィルム・コミッティ(アスミック・エース、IMJエンタテインメント(現:C&Iエンタテインメント)、住友商事、WOWOW、角川書店、ミュージック・オン・ティーヴィ、CJエンタテインメント、シネマ・インヴェストメント)
    • 配給:アスミック・エース

    キャスト

    • 小島麻子:小泉今日子
    • グーグー:小桜エツ子 CMのみ
    • ナオミ:上野樹里
    • 沢村青自:加瀬亮
    • 中央特快・マモル:林直次郎(平川地一丁目)
    • 中央特快・タツヤ:伊阪達也
    • 麻子のアシスタント・加奈子:大島美幸(森三中)
    • 麻子のアシスタント・咲江:村上知子(森三中)
    • 麻子のアシスタント・美智子:黒沢かずこ(森三中)
    • ポール・ウェインパーグ:マーティ・フリードマン
    • サバ:大後寿々花
    • 幼少時の小島麻子:小池里奈
    • 山本泰助:小林亜星
    • 麻子の母:松原智恵子
    • 京子:高部あい
    • エリカ:柳英里紗
    • 編集長・近藤:田中哲司
    • 編集者・田中:村上大樹
    • 梶原:でんでん
    • 小林:山本浩司
    • UMEZU氏:楳図かずお

    主題歌

    • 小泉今日子/細野晴臣「グッド グッド good good」(コロムビアミュージックエンタテインメント)

    ソフト化

    • グーグーだって猫である ニャンダフル・ディスク付き(DVD2枚組、2009年2月6日発売、発売元・アスミック、販売元・角川映画)
      • ディスク1:本編DVD
        • 映像特典
          • 「グッド グッド good good」ミュージックビデオ
          • 予告編集
        • 音声特典
          • 視覚障がい者用音声ガイド
      • ディスク2:特典DVD
        • メイキング グーグーだって猫である making special
        • 小泉今日子×細野晴臣 スペシャル対談&音楽メイキング
        • グーグーが吉祥寺にやってきた!(吉祥寺イベント映像集)
        • グーグーだってNGを出す(グーグーのNGシーン集)
        • グーグー&チビグーグー親子のプライベート映像集
        • Good Sleep(快眠)を応援するボーナス映像「グーグーと一緒にGood Night」
        • 舞台挨拶集
        • 中央特快ミュージックチャプター&「貝殻」特別編集バージョン
      • 初回限定特典
        • 『グーグーだって猫である』フォトブック(32P)
        • 特製アウターケース(グーグーのおひるね写真入り)
    • 【TCE Blu-ray SELECTION】グーグーだって猫である ブルーレイ スペシャル・エディション(BD1枚組、2012年9月5日発売、発売元・アスミック、販売元・TCエンタテインメント)
      • 映像・音声特典:「中央特快ミュージックチャプター&「貝殻」特別編集バージョン」を除いた全映像・音声特典を収録

    原作コミックス

    通常のコミックスと文庫サイズにまとめられたコミックスが発売されている。

    単行本

    角川書店

    1. 2000年 7月28日刊行 ISBN 4-04-853258-8
    2. 2002年12月 3日刊行 ISBN 4-04-853535-8
    3. 2007年 5月25日刊行 ISBN 4-04-854097-1
    4. 2008年 5月29日刊行 ISBN 4-04-854186-2
    5. 2010年 2月25日刊行 ISBN 4-04-854473-X
    6. 2011年 9月22日刊行 ISBN 4-04-874249-3

    文庫本

    角川文庫

    1. 2008年 6月25日刊行 ISBN 4-04-434802-2
    2. 2008年 7月25日刊行 ISBN 4-04-434803-0
    3. 2010年 2月25日刊行 ISBN 4-04-434804-9
    4. 2011年 9月23日刊行 ISBN 4-04-434805-7

    監督:犬童一心

    本作の監督である犬童 一心(いぬどう いっしん、1960年6月24日 - )は、日本の映画監督、CMディレクター、脚本家。東京都生まれ。

    法政大学第一高等学校(現:法政大学高等学校)在学中より自主制作映画の監督、製作をスタートする。1979年『気分を変えて?』の脚本・監督をつとめ、ぴあフィルムフェスティバル入選。入選後、黒沢清、手塚眞らと知り合い、交友を深める。

    自主制作時代、池袋文芸坐(現・新文芸坐)主催のMWC(マインド・ウェーブ・シネマ)に参加、1982年『赤すいか黄すいか』(16mmフィルム)、1983年『夏がいっぱい物語』(8mmフィルム)などのフィルムによる作品を手がけた。

    東京造形大学造形学部卒業後は朝日プロモーション(現・ADKアーツ)入社。CMディレクターとして数多くのTVCMの企画・演出を手掛け、ACC賞、IBA、ニューヨークフィルムフェスティバルなど受賞多数。

    CM演出のかたわら、1993年『何もかも百回も言われたこと』(西岡由美子/クララサーカス 脚本・主演)監督・製作。 同年、実写とアニメーションを組み合わせた短編『金魚の一生』監督・製作で「キリンコンテンポラリーアワード」1993年度最優秀作品賞を受賞した。翌年『二人が喋ってる。』で長編デビュー。サンダンスフィルムフェスティバル in東京でグランプリ、第37回日本映画監督協会新人賞受賞。 同作をきっかけに1998年、市川準監督より『大阪物語』の脚本執筆を依頼された。脚本家としては他に、塩田明彦監督『黄泉がえり』も担当した。

    2003年、第54回芸術選奨映画部門において、監督作品『ジョゼと虎と魚たち』が大林宣彦、佐藤忠男、羽田澄子、山田洋次、高野悦子、市川準などの審査員によって「芸術選奨新人賞」に選出された。

    自主製作時代、大林宣彦監督の『ねらわれた学園』(1981年)に生徒会長『高見沢みちる』の超能力で懲らしめられる不良学生役で出演しているとWikipediaで書かれていた事について、本人がツイッター上で否定している。(同作品には『有川正彦』役の手塚眞をはじめ、当時の自主映画関係者が多数エキストラ参加している)。

    大島弓子のファンで、現時点で自主映画時代を含め3本の長編作品を映画化している。2000年の『金髪の草原』と2008年の『グーグーだって猫である』では監督・脚本を兼務している。

    また1970年代のホラー映画のファンでもあり、『金髪の草原』『ジョゼと虎と魚たち』等も「ホラー映画の『館もの』の雰囲気で演出した」と語り、また「今後、純粋なホラー映画を是非撮りたい」とも発言している。

    受賞TV-CM

    以下のCMで賞を受賞している。

    • そふとシンコー(ACC地域奨励賞 1991年)
    • VISAインターナショナル(ACC秀作賞、IBAファイナリスト、NYフェスティバルファイナリスト 1995年)
    • アウディA6(IBAファイナリスト 1997年)
    • 小岩井乳業(岩手県広告大賞、ACC奨励賞 1999年)
    • オリコJUクレジット(ACC銀賞 2001年)
    • カプコン(ACC賞 2001年)

    監督作品

    映画
    • 気分を変えて?(1979年、兼脚本、8mm映画)
    • ミッドナイト・ドライブイン・シアター(ポッキー・ホラーショー)(1982年、8mm映画)オムニバス映画。他に手塚眞、今関あきよしらが監督。
    • 赤すいか黄すいか(1982年、兼脚本、16mm映画(モノクロ))
    • 夏がいっぱい物語(1983年、兼脚本、8mm映画)
    • ロイドより(1988年、クララ・サーカス主演、未公開)
    • 金魚の一生(1993年、兼脚本、アニメ)
    • 何もかも百回もいわれたこと(西岡由美子/クララサーカス 脚本・主演)(1993年)
    • 二人が喋ってる。(1995年、兼脚本)
    • 金髪の草原(2000年、兼脚本・編集)
    • 伝説のワニ ジェイク(2002年、兼脚本、アニメ)
    • ジョゼと虎と魚たち(2003年)
    • 死に花(2004年)
    • いぬのえいが(2005年)
    • タッチ(2005年)
    • メゾン・ド・ヒミコ(2005年)
    • 黄色い涙(2006年)
    • 眉山-びざん-(2007年)
    • グーグーだって猫である(2008年、兼脚本)
    • ゼロの焦点(2009年)
    • のぼうの城(2012年、樋口真嗣との共同監督)
    テレビ
    • 伝説のワニ ジェイク(2001年、兼脚本、アニメ)
    • 愛と死をみつめて(2006年)
    • アザミ嬢のララバイ(2010年、兼クリエイティブディレクター)
    • ブカツ道(2010年、兼脚本)
    • イロドリヒムラ(2012年)
    WEB
    • 手を握る泥棒の物語(2004年)
    • オールラウンドAV物語 たのし荘の人々(2005年、NECプロモーション・ネットムービー/全7話)

    脚本作品

    • 大阪物語(1999年)
    • ドリームメーカー(1999年)
    • 黄泉がえり(2003年)
    • 航跡 〜横山やすし フルスロットル〜(2004年、テレビ)

    音楽PV

    • YUKI「うれしくって抱きあうよ」(2010年)
    • FUNKY MONKEY BABYS「LOVE SONG」(2011年)
    • 前田敦子「君は僕だ」(2012年)
    • エレファントカシマシ「ズレてる方がいい」(2012年)【樋口真嗣監督と共同監督。「のぼうの城」の主題歌。】